抗酸化試験
目的
LBS液の抗酸化力について、1,1—ジフェニル_2-ピクリルヒドラジル (DPPH) を用いたラジカル*捕捉活性により評価した。
*)ラジカルとは、原子の周りを取り巻く電子のうち、普通電子は二つずつペアで同じ軌道上に存在している(共有電子対)が、何らかの条件で、同じ軌道上にひとつしかない電子(不対電子)のことをいう。
方法
試薬 : DPPHを測定直前にエタノールに溶解して 500µMとなるよう調整した。
試料 : 米ぬか培地、LBS溶液
操作法 : 酢酸緩衝液(IOOmM,pH5.5) 1 ml、エタノール1ml、DPPH溶液0.5mlを混和後、517nmの吸光度を測定した (control) 。1 分後に 10µIの試料を添加し、よく混和、正確に 5 分後、 517nmの吸光度を測定した。
測定後、捕捉されたDPPHのモル数を求めた。
結果
培地と比較して LBS では 3.7 倍のラジカル捕捉活性が見られた。
考察
培地中に含まれている米ぬかには抗酸化性ポリフェノール(フェルラ酸、オリザノール、トコフェロールなど)が含まれており、抗酸化力のあることが知られている。結果より、培地においても抗酸化が見られ、上記の物質によるものであると考えられる。LBS は培地よりもさらに、高い抗酸化力を有していることがわかった。米ぬか含有の物質が増えた事によるものか、あるいは、新しい物質によるものと考えられるが、さらに検討する必要がある。

結語
- 米ぬかを含む培地には抗酸化力が存在する。
- LBS液中にも抗酸化力が存在する。

