―― LBS共棲発酵が成立する“最適生態環境”としての米ぬか
米ぬかは、微生物共棲発酵に最も適した「天然の培地」
米ぬかは、日本人が古来より主食としてきた米の外皮・胚芽部分に相当し、
ビタミン、ミネラル、多糖類、フェノール類など多様な栄養素を豊富に含む“天然の発酵基質”です。
LBSでは、この米ぬかが単なる栄養源としてではなく、
**SBO(土壌由来微生物)・乳酸菌・酵母・Bacillus属(納豆菌)が共棲できる「生態系の土台」**として機能します。
複数の微生物が互いの代謝物を利用しながら共棲し、
米ぬかが持つ潜在的な栄養価と機能性を最大限に引き出します。
1)米ぬかとLBS微生物の“代謝的相性”
米ぬかの主成分は、難分解性多糖(ヘミセルロース、セルロース)、デンプン、植物ステロール、フェノール類など、
微生物代謝によって価値が大きく変化する構造成分が豊富です。
LBSのSBO(土壌菌)はこれらを役割分担しながら分解し、相互作用を通じて“多層的な発酵代謝”を生み出します。
SBO(土壌菌)
多糖類・繊維質の一次分解、バイオフィルム形成、微生物環境の安定化
● 乳酸菌(Lactobacillus)
米ぬか由来の糖類を利用し、乳酸・代謝調整物質を生成
→ pHを調整し発酵全体を安定化
● 酵母(Saccharomyces・Pichia)
有機酸・糖を利用し、ビタミン・芳香族成分・二次代謝物を生成
● Bacillus subtilis var. natto(納豆菌)
強力な多糖分解酵素群(CAZymes)により米ぬか多糖を二次分解
→ 単糖・ペプチドを他菌種へ供給
● 乳酸菌(Lactobacillus)
米ぬか由来の糖類を利用し、乳酸・代謝調整物質を生成
→ pHを調整し発酵全体を安定化
● 酵母(Saccharomyces・Pichia)
有機酸・糖を利用し、ビタミン・芳香族成分・二次代謝物を生成
● Bacillus subtilis var. natto(納豆菌)
強力な多糖分解酵素群(CAZymes)により米ぬか多糖を二次分解
→ 単糖・ペプチドを他菌種へ供給
米ぬか × LBS菌の多菌種共棲発酵の本質は、代謝の“分業”と“連携”が自然に起こる点にある。
2)発酵によって米ぬかが“機能性素材”へと生まれ変わる
LBSの共棲発酵プロセスは、米ぬかが持つ成分に“代謝の手”を加え、
生理活性の高いポストバイオティクス(機能性代謝物)へ変換します。
■ フェノール類(フェルラ酸等)
発酵により遊離型フェルラ酸が増加
→ 抗酸化・抗炎症作用の増強
■ γ-オリザノール
脂質代謝改善・抗ストレス作用などの機能が強調される
■ β-グルカン(酵母・細胞壁由来を含む)
→ 免疫調整、粘膜バリア強化
■ フィチン酸の低減
→ 鉄・亜鉛など必須ミネラルの吸収率が向上
■ 有機酸・短鎖脂肪酸(SCFA)
→ 腸内環境の改善、腸管エネルギー源として機能
■ ペプチド類・GABA
→ ストレス軽減、血圧調整、神経系への作用
LBS発酵は「米ぬかの栄養」ではなく、「米ぬかが微生物によって再設計された栄養」を提供する。
3)なぜ“米ぬか”が発酵培地として最適なのか?――科学 + 文化 + 生態の視点
◆ 科学的視点
- 難分解性多糖 → SBO・納豆菌の酵素が機能
- 糖質 → 乳酸菌・酵母の代謝が進む
- フィチン酸 → 発酵で低減、ミネラル吸収が向上
微生物の代謝ネットワークが成立しやすい構造を持つ。
◆ 生態学的視点
- 米ぬかの繊維構造がバイオフィルム形成を助け、
多菌種の共棲を安定化する - 多様な微生物が同時に生育できる“物理的ゆりかご”
◆ 日本の食文化・人体適応(腸内細菌叢)の視点
- 日本人は長い歴史の中で米を中心に食生活を形成
- 腸内細菌叢は米由来多糖の分解に特化した酵素を持つ
- 小麦や大麦より米が腸に馴染みやすいという研究的示唆あり
米培地は「日本人の腸 × 微生物 × 発酵科学」が最も自然に調和する選択肢。
4)LBSの米ぬか培地は「素材」ではなく“生態系”である
LBSの米ぬか培地の本質は、単なる栄養の供給ではありません。
- 微生物の“共棲発酵場”を構築する
- 代謝ネットワークを成立させる
- 多様な機能性物質を創出する
- 腸内環境に寄り添った素材を提供する
つまり、米ぬかは “微生物と人がつながるプラットフォーム” として機能しています。
米ぬか × 微生物 × 日本の身体性が出会う場所、それがLBS
LBSにおいて米ぬかは、単なる培地ではなく、多菌種共棲発酵を成立させ、
日本人の身体に調和するバイオジェニックを生む“最適な生態基質”です。
土壌菌の強靭さ、乳酸菌の調和力、酵母の豊かな代謝、
そして日本人が長い年月をかけて築いてきた“米文化”。
これらが重なり合うことで、LBSは従来の発酵性機能食品とは明確に異なる価値を持つのです。

